【屋根材】ガルバリウム鋼板屋根の魅力ポイントは?
街を歩くと、さまざまな種類の屋根材を見かけますよね。
近年の屋根材で人気なのは金属屋根のひとつ「ガルバリウム鋼板」です。リフォームでも新築でも注目されているガルバリウム鋼板ですが、どんな魅力がある屋根材なのでしょうか。
そこで、今回は人気の屋根材「ガルバリウム鋼板」について詳しくお話していきます。
目次
ガルバリウム鋼板の素材とは?
ガルバリウム鋼板は、トタン屋根とどう違うのかについて疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。トタンとの違いについて見ていきましょう。
トタンとは違う
金属屋根と聞くと、昔なじみのトタンをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
トタンも、ガルバリウム鋼板も同じ“金属屋根”ですが、表面に行う「メッキ」の成分が異なり、性質はだいぶ違います。
亜鉛をメッキ加工している「トタン」
トタンは安く施工できることから、昔よく使われていた屋根材です。断熱性や防音性(雨音がする)も低いデメリットがあります。
亜鉛が溶けると錆びるため、「トタン=錆びやすい」というイメージを持つ方も多いでしょう。最近は、お住まいの屋根材としてはほとんど選ばれなくなりました。
亜鉛のほか、アルミ、シリコンをメッキしている「ガルバリウム鋼板」
亜鉛の犠牲防食作用、そしてアルミによる保護作用などが加わり、錆びにくさを叶えた屋根材です。トタンと比べると錆びにくいうえ、色や柄などが多彩で、デザイン性にも優れています。
人気はガルバリウム鋼板
昔ながらのトタン屋根は「錆びやすい」という性質が目立った素材。前述したように、昔は「安く施工できる」と選ばれていた時期がありましたが、屋根材が進化している近年では、戸建て住宅の屋根として敢えて選ぶケースは少なくなっています。
トタン、ガルバリウム鋼板のどちらも金属屋根ですが、耐久性や防水性などに優れて人気なのはガルバリウム鋼板です。瓦屋根などと比べるとかなり軽量で、リフォームでもよく選ばれます。
外壁材としてもガルバリウム鋼板は人気の素材。新築やリフォームのどちらでもシェアが高いです。
縦?横?葺き方で異なる屋根材の性能とは?
屋根材は、葺き方(屋根の張り方・向き)によって性能も変わります。
主な葺き方は、縦向きに葺く「縦葺き」と、横向きに葺く「横葺き」。どんな違いがあるか見ていきましょう。
【縦葺き】屋根を縦方向に張る
縦葺きは築年数の古い家で多く見られる印象です。
雨が降ると、屋根の上では雨水が縦方向に流れていくため、水はけもよく雨漏りがしにくい特徴があります。
また、勾配が緩い屋根は雨水が屋根に滞留しやすく雨漏りリスクが高まりますが、縦葺きなら勾配が緩いケースでも雨が流れやすいです。勾配が緩いときは、縦葺きが向いています。
ただ、複雑な形状の屋根の場合、縦葺きは向いていません。縦葺きを施工しようとして施工不良を起こして雨漏りすることがあるため注意が必要です。
【横葺き】屋根を横方向に張る
地面に対して平行に取り付け、“ボーダー”のようになるのが横葺きの屋根です。
最近は横葺きの家が多くなってきました。横葺きは、素材のバリエーションが豊富で、多様な屋根形状に施工しやすいのも理由のひとつです。
ただ、勾配が緩いと水はけの観点から、横葺きは向いていないでしょう。
勾配が緩すぎる屋根の場合、縦葺きの方が向いています。「横葺きにリフォームしたい」と考えたときは、勾配に注意しなければなりません。縦葺きの緩い勾配の屋根を横葺きに変えた場合、雨が流れづらく雨漏りリスクが高くなる可能性も…。
山梨のミスターデイクでは、まずはお客様のご自宅を拝見し、現状の屋根がどのような状態かチェックします。状態に合わせたベストなプランをご提案しますのでご安心ください。
まとめ
ガルバリウム鋼板の屋根材についてお話しました。
ガルバリウム鋼板は金属屋根ですが、トタンとは違って錆びにくく長持ちします。近年のシェアが高い屋根材です。
「トタン屋根をリフォームしたい」というときもおすすめです。
また、ガルバリウム鋼板は軽量のため、お住まいへの負担も軽くなります。
「古い瓦屋根は重くて耐震性が不安。軽い屋根材にリフォームしたい」というときも、ガルバリウム鋼板は選択肢にできます。
山梨のミスターデイクでは、ガルバリウム鋼板の屋根材のリフォームの施工事例も多いです。
「ガルバリウム鋼板はどんな屋根材?」「うちの場合、ガルバリウム鋼板にできる?」といったご質問もお気軽にお問い合わせください。お客様の屋根を拝見し、状況に合わせたご提案をいたします。