[甲府市×外壁塗装]外壁の劣化を知る手がかりになる“チョーキング現象”って何?
「外壁にひび割れが…!」「黒ずんでいる箇所を見つけた」など一瞬で分かる外壁の不具合ならすぐに修繕をしたくなりますが、あまり変化が分からないとメンテナンスのタイミングが掴みづらいですよね。
でも、どんな外壁でも年月が経つにつれて劣化が進んでいます。適切なタイミングで点検や修理をするために知っておきたいのが「チョーキング現象」。
劣化の初期症状とも言える現象ですが、いったい、どんな現象なのでしょうか。
今回は、外壁のチョーキング現象について迫ってみたいと思います。
まるでチョークのような粉がふく…!?
チョーキング現象は、紫外線で塗料が分解し、顔料が表面に出てくる現象で、別名は“白亜化現象”です。
粉化した塗料はまるでチョークの粉みたいなので「チョーキング現象」と言われています。
塗料には、
・塗膜を作る「樹脂」
・色をつける「顔料」
・塗膜の性能を高めるときに補助となる「添加剤」
・樹脂と合わさることで強い塗膜を作る手助けとなる「溶剤」
などが入っています。
チョーキング現象が起こっているときは、これらが分解し分離した顔料が表面へと浮き出している状態。塗膜の性能が落ち、外壁を保護できていないことになります。
手のひらで外壁に触れてみると粉が付着してチョーキング現象を確認できます。
チョーキング現象は自分でもチェックできますが、「砂埃がたくさん付いている…?」と混同して間違ってしまうケースもあります。ご自分で判断しづらいこともあるでしょう。
住まいのなかでも「チョーキング現象が起こりやすい場所」があるので、家全体を点検するときはプロに任せるのがおすすめです。
山梨のミスターデイクでも、外壁や屋根の点検のご相談をお受けしています。外壁の点検結果をもとに、お客様のお住まいに最適なプランをご提案いたします。
気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
何でチョーキング現象が起こるの?
チョーキング現象が起こる主な原因は「塗膜が劣化したこと」です。
新築の頃は外壁の塗料が新しくて、防水性能もばっちり。お住まいを雨水から守ってくれています。
ただ、外壁は「紫外線」「雨」「風」といった刺激を受け続けているため、塗料は次第に劣化していきます。
塗料の種類にもよりますが、塗装後10年前後が塗り替えの目安と言われています。安価な塗料、もしくは“劣化しやすい環境下”にある外壁などはその年数を待たずして劣化する場合もあるのです。
また、経年劣化で少しずつ塗料が劣化する以外に、稀に「施工不良が原因」で劣化しているケースもあります。前回の塗装工事から数年以内にチョーキング現象が起こっているなら、その可能性が高いです。
塗料は、
・正しい希釈をして、正しく混ぜる
・下地処理をしっかり行う
・下塗り・中塗り・上塗りの間に、塗料ごとの乾燥時間を守る
など正しい工程を守ってこそ、防水機能が備わった塗装が乾燥します。しかし、経験不足・知識不足の塗装業者は施工不良を起こすことがるのです。
こういったリスクを踏まえると、5年くらいで外壁の点検をすると安心です。
チョーキング現象は外壁劣化の初期サイン
チョーキング現象が起こっていれば、防水性がなくなって水が建物に染みてしまうリスクがあります。劣化の初期ですが、様子見をしても自然に元に戻ることはなく、劣化が進むだけです。
粉状になったところに水分が混じると、カビにもなりやすいです。チョーキング現象のうちはそれほど美観に影響がなくても、カビで黒ずんでしまうと外観もひどくなるでしょう。
そのうち、どんどん水が浸み込み木材が傷み、室内にも雨漏りやカビの発生、腐食を起こす可能性もあります。
そうなってくると、見た目だけの問題ではありません…。建物の寿命が低下し、補修には相当のお金がかかるかもしれません。
劣化の初期症状の頃に対応できれば、補修するにしても大がかりにならずに済むでしょう。
まとめ
今回、チョーキング現象について簡単にお伝えしました。
外壁のメンテナンスは頻繁に行うものではないため、「前回いつ塗り替えをしたのだろう?」「外壁の点検をそういえば長くやっていない」ということも多いですよね。
極端に劣化が起こっていないと外観にも表れにくく、見過ごしてしまうこともあるでしょう。
チョーキング現象という劣化の初期サインに気づかないまま、カビや黒ずみなどひどい劣化が起こってから「補修しなければ」と慌てる方もいらっしゃいます。
お住まいを長持ちさせるためにも、チョーキング現象が起こった頃のタイミングでのメンテナンスをおすすめします。
山梨のミスターデイクでも、外壁リフォームのご相談をお受けしています。
「チョーキング現象らしい箇所を発見した!」
「汚れなのか、それとも粉になっているのか、自分ではよく分からない」
という方もお気軽にご相談ください。