リフォームの値段について
こんにちは!ミスターデイクの北野です。
今回のタイトルのようなお話は、このようなところで本来するべきではなく皆様と直接お話しする機会にすべき内容だと思いますが、思い切って話させていただきます。
皆様は、同じものを買うなら安い方を選びますか?
そんなお話をすると多くの方が、「安い方を選びます」と言われます。
ちなみに同じようなこのようなご質問をします。
あるものを買われるとき、A店では50,000円 B店では48,500円 C店では5,000円と値付けされていました。どこで買われますか?とお聞きすると
多くの方が「B店」とお答えになります。
どうしてですか?安い方が良いならC店ではないのですか?とお聞きすると
「なんかイヤ」「偽物かも」「どんなものかわからない」とほとんどお答えになります。
物事にはすべて『適正価格』というものが存在します。
C店は適正価格から大きく外れてしまっているから、購入されないのです。
高いのは高い理由があるのですが、安いのは安い理由が存在しているのです。
例えば、山梨では有名な印伝の財布は鹿革と漆と職人さんの技が加わった芸術品と言われるものです。同じ財布でも100円均一にも財布はあると思います。
すべて、『適正価格』というものが存在します。
では、『適正価格』とはどういうものでしょうか? そのものの価値とそれに伴った価格のバランスがとれたものというものでしょうか?
リフォームにおいても適正価格というのが存在します。
リフォームというのは、お客様の大切な家に関するものです。安ければいいという観点では決められるものではないのです。電気一つ、蛇口一つでも同じことです。
その家に対するお住まいされている方の拘りや想いを感じて提案しなければいけません。
特にリフォームにおいては、物(資材や設備や建材)+工事でリフォームの値段となります。
すなわち、キッチンのリフォームの場合、キッチン本体のお値段とそれを取り付ける工事代の両方でリフォームのお値段となります。
物はお客様の好みや趣向とそれを実現するための腕が伴って出来上がるのです。物にも価値相応の値段がつけられるのですが、もちろん腕の方にもその価値相応の値段がつけられるのです。
お客様の大切な家のリフォームは、工事をする人はどんな人でもいいのでしょうか?
極端に申し上げると、安いのは安い価値しかないのです。高いものには高い価値があるのです。安ければそれでいいというのは、お客様が納得してリスクを取るという事です。
価値と価格のバランスをしっかり確認しましょう。
金額は判断材料の一つでしかないという事です。私自身この業界に長くいますが、値段だけで決めて失敗したお客様を山のように見てきました。
私は出会うお客様に前途のような失敗をしてほしくないのです。大切な家を取り返しのつかないようになる前に言っておきたくて、今回このブログを思い切って書きました。
とにかく安ければそれでいい。という人の考えを一人でも無くしたい。そんな想いです。
もし、どこかで北野に会うことがあれば今回のブログの感想をお聞かせください。