[甲府市×リフォーム]コンセントは場所だけでない!気を付けたいポイント
私たちの毎日は「電気」が欠かせません。しかも、近年のテレワークの普及にともなって、パソコンやモデム、プリンター、スマホの充電器と一部屋あたりのコンセントの数が足りないという住まいも多いのではないでしょうか。
今回は、コンセントの増設リフォームについて詳しくお伝えします。単に“増やす”だけではなく、どの場所に設置するか、どうやって使うかも考えながら、使い勝手の良いコンセントを作りましょう。
目次
よくあるコンセントに関する不満とは?
まずは、よくあるコンセントに関するお悩みについて見ていきましょう。
コンセント位置が低過ぎて子どもがイタズラしないか心配
コンセントの位置が低い場合、「子どもが触れると危ない」という不安がありますよね。
大人にとっては低い位置のコンセントも、子どもにとっては目線の近く。目についたときに「何だろう」と思わず触れたくなる対象となりやすいですが、手で触れるともちろん危険です。子どもがよく過ごす部屋だけでも、コンセント位置を高めに変えるのもいいかもしれません。
また、掃除機などの家電は、使用の際にその都度抜き差しが必要です。でも、位置が低過ぎると「抜き差しの際に腰をかがめるのが大変」という不満もあるかもしれません。
こういった場合も、コンセント位置を高めに変えるリフォームがおすすめです。
使いたい場所にコンセントがない
冷蔵庫や電子レンジ、オーブントースター、炊飯ジャー、電気ポット、コーヒーメーカーなどさまざまな家電があるキッチン。そのうち、冷蔵庫や電子レンジなどはコンセントにコードを差したまま。ほかの家電を使うために、延長コードを使っている方もいるのではないでしょうか。
ただ、キッチンで使う家電の多くは、消費する電力が大きめで、ひとつのコンセントから延長コードで複数の家電を使用するのは発火のリスクもあって不安です。使う家電の置き場所なども考慮しながら、コンセントを増やすとリスクも減り、使いやすさも向上します。
山梨のミスターデイクでも、「キッチンやお部屋にコンセントを増やしたい」といったご相談をお受けしています。コンセントを増やすだけで、毎日の生活の利便性が高くなるのでおすすめです。
部屋にコンセントが足りずにタコ足配線に…
テレビやレコーダー、エアコン、パソコンやモデム、タブレット、スマホの充電…と、最近は部屋のなかで使いたい家電が増えてきましたよね。でも、コンセントの数が足りないという現状も少なくありません。
そこで延長コードを利用して、いわゆる“タコ足配線”にしているケースもあるのではないでしょうか。タコ足配線は見栄え的に悪いだけでなく、何よりも危険です。1つのコンセントは容量が決まっているので、いくつもの家電を繋いで同時に電気を使うことは、かなりの負荷がかかっている状態です。使う家電にもよりますが、よくブレーカーが落ちるというケースもあるでしょう。
そこで検討したいのがコンセントの増設リフォームです。使う家電をコンセントごとに分けられるので、危険なタコ足配線が防げて安心感につながります。
コンセント増設には3つの方法がある
①既存のコンセントから分岐させて増設する
現在あるコンセントから分岐した状態で新たなコンセントを設ける方法です。ただ、分岐させているだけなので、内容的には延長コードと同じ意味合いになります。使い過ぎはブレーカーが落ちる原因となってしまうかもしれません。
②現在のコンセントの差し込み口を増やす
今ある差し込み口を「2口⇒4口に」と、増やすこともできます。ただ、同じ箇所に4つの家電を使うことになるため、消費電力量の小さめのものを使うなど、同時に使用するケースは注意が必要です。
③新しい回路を分電盤から引いてつくる
分電盤に回路を増設できる空きがある場合、新しい回路を設けることができます。エアコンのためのコンセント、食洗機のためのコンセントなど消費電力の大きな家電のためには効果的な増設方法です。
コンセントを増やしたいけれどどんな点に注意すべき?
使う家電と動線をイメージしながら、コンセントの高さを慎重に計画しましょう。キッチンでコンセントを増設する場合、低い位置につけるとコードの抜き差しの際にしゃがむ動作が必要になることもあります。
コンセントは複数あるととても便利ですが、むやみに増やすと結果的に使わないケースもあるでしょう。
特に、動線や家具・家電の配置を考えずに増やすと、「使いづらい」「家具を置く際に邪魔になった」などの失敗もあるので注意が必要です。
まとめ
部屋のコンセントが増えると、家電も使いやすくなって便利ですよね。コンセントの増設の際は、動線も考えながらベストな配置を計画しましょう。
また、コンセントは、だいたい10年が寿命の目安と考えられています。家電のコードを常に抜き差ししている箇所などは特に劣化しやすいので、点検することも大事です。しかも、タコ足配線やホコリの蓄積等で発火するリスクもあります。「なんだか焦げ臭い…」と思ったら、コンセントから煙が出ていたというのは実際にある事例です。
家電の使いやすさの向上のためのコンセント増設リフォームはもちろんですが、古くなったコンセントも点検や交換を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
山梨のミスターデイクでも、コンセントのお問い合わせをよくいただきます。ふだん何気なく使っているコンセントですが、使い方によっては危険にもなり得る箇所。安全に使うために、気になる点があればお早めにご相談ください。