[山梨県]県民は、特にご注意!エコキュートの意外な故障原因とは?
空気中にある自然エネルギーを使い、ヒートポンプでお湯が沸かせる「エコキュート」。地球にとっても“エコ”で、近年人気の給湯器です。
そんなエコキュートですが、実は意外な故障原因が背景にあることも…。
今回は、特に山梨県の方に関連するエコキュートの情報を、山梨のミスターデイクがまとめてみました。
主なエコキュートの故障原因とは?
まず、エコキュートの「一般的な故障原因」についてです。
エコキュートが故障するのは、
・初期不良
・機器の欠陥
・部品の摩耗による故障(寿命)
などがあります。
エコキュート本体にそもそも欠陥がある、設置業者による施工ミス…などで故障する場合は、「設置してからすぐ」というタイミングが多いでしょう。
そのほか、エコキュートが古くなり、「老朽化」で起こる故障もあります。
エコキュートは「貯湯タンク」と「ヒートポンプユニット」からなる給湯器。貯湯タンクは10~15年程度、ヒートポンプユニットは5~15年程度が耐用年数の目安となっています。そのため、10年前後経過しているエコキュートなら「寿命」で故障している可能性もあるでしょう。
ただ、「部品交換したのに故障する」というケースもあり、もしかしたら「水」が原因かもしれません…。
硬水はエコキュートに不向き?
エコキュートの構造は「タンク⇔ヒートポンプ」との循環によるもの。そのため、カルシウムを含む硬水は配管に“スケール”を溜めやすく、目詰まりで故障する可能性が高いと言われています。スケールとは水の成分が固形化する症状のことです。
硬水と軟水の違いをおさらい
水のなかのカルシウムやマグネシウムの含有量は、「硬度」で表すことができます。日本では軟水がほとんどで、肌や髪にも負担が少ないという特徴があります。
一方、硬度の高い水は、カルシウム・マグネシウムといったミネラルを豊富に得られるメリットを持っています。
山梨県にお住まいの方は硬度をチェック
美しい山々に囲まれた山梨県と言えば、ミネラルウォーターで有名です。富士山や南アルプスの天然の水は、日本中から愛されています。
そんな山梨県ですが、地域によって水道水の硬度が異なります。山梨県富士川町では、水道水の硬度が高く、水の区分上は「硬水」です。
ミネラル豊富で飲料水としてはメリットがある水ですが、配管にカルシウムの付着が起こりやすく「給湯器設置」には注意点があるとして、町のホームページにも記載があります。
参考:山梨県富士川町
https://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/docs/2023082400214/
また、南アルプスでも一部の地域では水道水が硬水です。
どちらの地域も安全に飲料できるように水質検査がされ、おいしい水が供給されています。
ただ、給湯器の故障の問い合わせも増えていることから、すでに設置している給湯器についてはメンテナンスを十分にすることや、これから設置する場合は「硬度の高い水にも対応しているタイプ」などに配慮することが大事です。
まとめ
水の硬度がエコキュートの故障原因のひとつ…と聞いて、意外に感じた方も多いのではないでしょうか。
「設置して間もないのに不具合が多い」「部品を交換したはずなのに、もう故障…!?」などの場合、もしかしたら“硬水”による可能性も考えられます。「そろそろ給湯器が交換時期かな…」というときは、単に新しい給湯器にするだけでなく、水の“硬度”にも着目してみることが大事です。
山梨はお水がとても美味しい地域ですが、エコキュートの設置に関しては注意すべきポイントもあります。特に、山梨県富士川町にお住まいの方は、「硬度が高い」と判明しているので硬度の高さに対応したエコキュートの設置が必須です。
また、「山梨に住んでいるけれど水の硬度は大丈夫?」「そろそろ寿命で交換したいけれど硬度が心配」という方は、山梨のミスターデイクまでご相談ください。