こんにちは。

今回は(一般家庭用の)ガスや石油給湯器の「点検」のエラー表示について書いてみたいと思います。

８８８（８８）のエラー表示が出た！

ガスや石油給湯器をお使いのお客様より良くあるお問合せに「エラー表示が出た！数字を調べると“点検”と書いてあった」とか「急に“点検を受けてください”というエラー表示が出た！」というものがあります。

ちなみのこのお知らせ（数字としては“８８８”や“８８”と表示されます）は最初から（給湯器を買った時から）約10年経つと表示されるようにプログラム（？）されています。

要するにこれは給湯器がエラー（故障）を起こしたわけではなく正しく（正常に）機能してる証なのです。

現在流通しているガス・石油給湯器はこのようなシステムになっています（なってると考えてもらって良いです）。

理由

なぜ“点検を推奨する”ような表示がでるのでしょうか？

それは・・・「ガスや石油給湯器には国が定める“設計標準使用期間(一般家庭用／10年)”があり長期使用による故障(や事故)を防ぐために10年経過のタイミングで“８８８”や“８８”の（点検をおススメする）表示がでるようにしてある」・・・からです（過去に起きた給湯器による事故等を教訓にしてこのような方針になったのだと思います）。

各メーカーの対応

給湯器でおなじみの各メーカーさんの対応についてＨＰを見てみました。

①CORONA

「給湯器の使用期間が設計標準使用期間10年相当になったら表示部に“８８”を表示して点検時期をお知らせします。経年劣化による重大事故を防止するために法定点検（有料）を依頼して下さい」との事。

②Paloma

「点検お知らせ機能の表示（８８８、８８）が作動したら点検をおススメしています。点検を受けない場合は製品の取替をおススメしています」だそう。

③Rinnai

「使用期間が10年相当になると緑色のランプの点滅や“８８８”を表示してお知らせします。“点検お知らせ機能”は故障表示ではない為そのまま使用できますが経年劣化に起因する事故を防止する為“あんしん点検”をおススメしています。点検を受けない場合は製品の取替をおススメしています」・・・といったわけで各（有名）メーカーさんとも（メーカーによる）有料の点検もしくは製品自体の交換をおススメするというスタンスをとっています。

以上「給湯器のエラー(点検)表示」についてでした。

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