こんにちは。

今回は「点検商法（てんけんしょうほう）」と呼ばれる悪質商法について書いてみたいと思います。

屋根が狙われる

ちょっと減ってきたかなぁ～と思っていたのですが先日また「たまたま近所で工事をしていた業者が訪ねてきて“屋根瓦がずれてますよ”と言われたので見てほしい」というお問合せがありました。

これ・・・９９％（ほぼ１００％）詐欺というかウソで、まさしく典型的な「点検商法と呼ばれる悪徳商法」です。

ではその一般的な手口について見て行きましょう。

①たまたま近所で工事をしていたら

上記お問合せのように「近所で工事をしていたら、お宅の屋根瓦（や屋根の板）がズレてるのが見えた」などと言って突然訪ねてきます。

そんな彼ら（彼女ら）は決まって「屋根」について指摘をしてきます。

理由は簡単で「家主には見えない場所（屋根にでも上がらないと）」だからです。

②屋根に上がりたがる

で「よかったら見てあげましょうか？」とか「点検してあげましょうか？（これが点検商法と呼ばれる理由）」などと言って屋根に上ります。

③不安を煽る

実際は何も（破損や不具合など）起きていない屋根から降りてきた彼ら彼女らはこう言います・・・「〇〇が壊れてますよ。直さないと大変なことになりますよ」と（不安を煽ってきます）。

いきなり訪ねてきた（それっぽい）業者に、いきなり「直さないと大変なことに・・・」などと言われた家主は冷静な判断が出来なくなり（←これって意外に誰にでもある事）まったく必要のない工事の契約をしてしまう・・・ざっくり説明するとそんな感じです。

被害に遭わない為に

点検商法の被害に遭わない為に心掛けていただきたいのが・・・

①他の業者に相談する

そもそも“突然やってきて「屋根の〇〇が外れてますよ」なんていう人の話は信じないのが一番なのですが、どうしても不安になりますよね？（それが手口）

そんな時は、その業者ではなく最初に紹介した方のように他の（自分の知ってる・地域や全国で名の知れた等）業者に相談しましょう。

その行動だけで点検商法をしかけてきた業者の目論見を崩すことが出来ます。

②屋根に上らせない

屋根に上った点検商法業者が何もせずに降りてきて「〇〇が壊れてますよ、直した方が・・・」と言うのはまだマシな方で、ひどい場合は自分で壊して「壊れてますよ」というまさしく自作自演のような事もやりかねないので、とにもかくにも屋根には上げないでください。

③契約しない

最後はコレ。

「契約しない」ことです。

“その日その場では契約しない”“（契約する前に)必ず家族等に相談する”など他の詐欺対策でも推奨されてる行動をするようにしましょう。

以上「点検商法について」でした。

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