瓦の下 アスファルトルーフィング

皆様いつも大変お世話になっております、大竹です。

 

さて、屋根の瓦をはがしたら、その下には何があるかご存じでしょうか?

瓦の下には、野地板というものがあります。

かなり前の屋根ですと、広い板ではなく

バラ板・幅板というものが使われており、隙間が空いていました。

 

瓦というものは上からの水には強いのですが、下から吹き上げるような雨や台風には弱く

構造上どうしても水が侵入してしまうことがあります。

その際に、野地板やバラ板などに直接水がかからないようにするためのものが

「防水紙」となります。

 

 

この防水紙は、大昔は杉の皮や柿木の皮などを使っていました。

しかし、通気性が良い反面、防水性は乏しく

雨が降ると家の中に漏れてくるという問題が発生することもあり

昭和のアニメなどを見ると、家の中に空き缶をたくさん置いて雨漏りに対応するなどというのが

昔のクオリティでした。

 

その後大正時代だそうですが、アスファルトルーフィングという屋根の裏に敷くシートが開発され

雨漏り対策にかなり役立ったようです。

現代のアスファルトルーフィングになるまでおよそ100年ほど、当時のまま変化がなかったそうですから、最初の開発がかなり良かったのでしょうね

 

平成のアスファルトルーフィングは、強度も高く破れにくいですが

昔のスタイルのアスファルトルーフィングは経年劣化があり、20年以上経過しているようなものは手で少し触るだけで、ビリビリ切れてしまったりします。

地震で瓦が動いただけで、アスファルトルーフィングシートが切れてしまうのが想像できます。

結果として、雨漏りの原因になったりします。

 

結論、古い屋根の場合はぱっと見に綺麗に見えても、瓦の下はボロボロの可能性があります。

是非、検査してみてください。

 

当社では、ご希望の方には無料診断させていただいておりますので

お気軽にお申し付けください。

 

 

 

大竹 英康
大竹 英康

役職代表取締役 社長

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