洗面所

収納扉のわずかな違い

本日、ショールームに来店されたお客様からこんなことを聞かれました。

「洗面台の収納って観音開きと引き出しどっちがいいの?」

今回は洗面台の観音開きと引き出しの違い、メリットデメリットについてお話しします。

 

そもそも観音開きとは両内側から外側へ扉を開く開き方です。

今も昔もある収納扉の開き方です。

洗面台の観音開き収納は「高さのあるものをいれやすい」ことがメリットです。

しかし、デメリットとしては「収納する際にしゃがむ必要がある」ことです。

対して引き出しタイプはその逆で「収納量が減る」代わりに

収納する際にはしゃがむ必要がありません。

というのも引き出しタイプの場合基本2段になります。

そうなると単純に観音開きタイプの収納を2分割した形になります。

このことによりどうしても高さのあるものが入れにくくなります。

また、引き出しをしまうスペースも奥行きが伴うため

上段は洗面ボウルに当たらないような引き出しになってしまいます。

結果収納量は減ってしまいます。

 

このように観音開きか引き出しかによってどちらがいいかが変わってきます。

使い勝手がどちらかいいかを実物見たり体験してみたりして

検討されてみてはいかがでしょうか?

収納が足りず、プラスティックボックスを使っています。良い解決方法はありますか?

先ず、洗面台の収納量をチェックしてください。
洗面台のパーツとして戸棚を追加すれば足りるのでしたら、それでOKです。
将来的に考えて難しいと判断された場合は、壁面を利用して収納を新たに設置する事をお勧めします。
プラスティックボックスは、安くて簡単なのですが洗面所が狭い状態になり、毎日過されているのでしたら改善した方が良いでしょう。

洗濯パン(洗濯機の下に敷くお盆のような物)って必要なの?

無くても大丈夫です。無いほうが格好も良いですよね。
その場合、洗濯機と配水管の接続部品は必要になります。困ったことが起きるケースは、洗濯機からの水漏れの時です。
洗濯パンがあれば漏れた水が床を濡らすことはありませんが、接続部品だと気がついたときには床がびしょぬれになってしまう事もあります。
スペース等に余裕があれば取り付けることをお勧めします。

お風呂で温まったのに洗面所が寒い・・・危険ではありませんか?

これは危険です。お風呂の工事と一緒に洗面所の断熱工事を検討してみてください。
暖房器具で対応するのも一案ですが、局部だけを温めることになりますので床が冷たかったりする場合もあります。
いつでも健康でいられる工夫をリフォームと一緒に考えて見ましょう。

洗面所の仕上げって、どんな材料がお勧めですか?

出来れば、吸湿性のあるものをお勧めします。洗面所では、湿気はつき物です。
換気扇を常につけておくのも良いですが、冬には暖かい空気を逃がしてしまいますし、電気代の無駄にもなります。
リフォーム時にあらかじめ材料を検討するのはいいことでしょう。

漆喰やエコカラット、木材などは湿気を吸ったりはいたりしてくれるので室温を保ちながらカビ等もおさえてくれます。
多少コストはかかりますが部屋の面積が少ないので検討してみる価値はあると思います。

どうして他の部屋の床は大丈夫なのに、洗面所の床がふかふかして抜けそうなの?

室内と床下がいつも湿気を含んでいたかもしれませんね?
壁がビニールクロスでしたら壁の裏もチェックが必要かもしれません?
吸湿性のある木材下地とビニール系(吸湿性の無い)の仕上げの組み合わせの場合、床下に残った湿気は、木材に貯められます。

天井でも壁でも同じことが起きます。
それによって下地(木材)がカビたり、腐ったりしてふかふかしてくるのだと思います。
床下、室内換気に気をつけましょう。また、素材を検討してリフォームを行いましょう。

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